大サトー学会の夏コミ C106向けの新刊は全て完成しました。委託先様での販売が開始されています。そう、コミケ一ヶ月前に全ての手配が完了しているのです。
・新刊 『レッドサンブラッククロス考察集』
24年秋から準備が始まりました。過去の大サトー学会 レッドサンブラッククロスで発表した方全員にメールを送信し、参加の意思を確認しました。一度の連絡では返事をくれない人もいましたので3度程メールを送信することになりました。
また連絡が付いても全員が参加した訳ではありません。更に問題なのは全員が原稿を書ける訳では無いと言うこと。残念ながら、参加の意思を表明されていた方からリタイアされる方が発生しました。私たちは原稿作成用テンプレートを用意したり、事前に説明会を実施、スジュールを共有して進捗管理を実施していたのですが、充分ではなかった様です。
これは仕方がない事と受け止めています。ちなみに参加予定者全員が原稿を完成させた場合、150ページを越えるところでした。それはそれで印刷費が恐ろしい数字です。
執筆者が多いとこうした足並みを揃える必要性があります。きちんと連絡・報告・相談が出来ないと発行そのものが出来なくなります。今回はそこまでの事にはなりませんでしたが、大変苦労したポイントです。
一方ゲストの皆さんは流石でした。プロはこうなのかという位に納期死守。感激致しました。本業の方の凄さを実感。高梨先生には以前からレッドサンのオリジナル設定のお話を伺いたかったので予めお伝えしていました。お会いする機会があった際に「乗ってきたから一杯書いてもいい?」という打診があり酒の席でしたので私も「勿論です!」と返答した所なんとまぁ18ページにもなる大ボリュームとなりました。これはもう巻頭掲載だろ?ということは直ぐ決まってしまいました。さ、本書の顔となる表紙といえば、イラストレーターの黒川さん。事前に大雑把なイメージを伝達済み。富嶽でいこう! というのは前もって決まっていました。佐藤さんが富嶽大好きだったという事もありますが、イラストも陸海空を揃えたかったのです。このため、ベルリン夜間空襲のイメージをお伝えしました。完成原稿があまりにもインパクト大だったので原稿を見た途端にテンションが上がってしまいました。
お陰様でメロンブックスさんでの予約開始から2日間で100部を越えるご予約を頂くことになりました。こんな事は初めてでしたので大変驚きました。スケジュール管理の勝利、120ページの本冊子もコミケ一月前に皆様のお手元にお届けすることが実現できました。
・新刊 :『軍事革命論の幻』
24年に開催した同名講演イベントの内容を原稿化して頂きました。普段大サトー学会が扱うのは1940年代~冷戦時期ですので本講演はそもそも守備範囲外です。この為、講演の集客には不安がありました。しかし、この分野競合が居ないんですね。講演は会場・ネット視聴をあわせると90名を超える規模になりました。その後、好評でしたので講演動画の有料再視聴も実施。講演だけじゃ勿体ないねということで次は冊子化という訳です。
旗代さんと樋口さんがビシッと原稿を書いて頂けましたのでこちらはとてもスムーズに進みました。さくっと印刷会社さんに入稿し、コミケ前に皆様のお手元に届くことになっています。
2冊同時発行初体験・・1冊でいいかなw 結構大変です。
コミケ会場にも持ち込みますのでよろしくお願いします。