更新が不定期になっていますが、2月に開催した「史料から読み取る戦時航空機生産の実態」と3月に開催した「第九回大サトー学会」の模様について少しお話します。
2月26日に開催した「史料から読み取る戦時航空機生産の実態」お陰様で大盛況となりました。会場参加とネット参加合わせて100名参加!、これは私達が開催したイベントでは最大規模のイベントです。
大サトー学会で何度もお世話になっている航空史家 古峰文三先生による入魂の講演。
(大塚好古先生の乱入も)
本企画は私共と古峰先生との会話から生じております。
「冷戦イベント」もそうでしたが、「戦時航空機生産」の話題は雑誌があまり取り上げない地味な企画です。「圧倒的に生産数に劣り技術も未熟だった」というテンプレ的なお話しか出てこない中身を知ろうという企画です。地味でかなり専門的なテーマですので集客には不安がありました。それが100名もの参加を頂くとは嬉しい結果でした。
講演中は古峰先生が収集された貴重な資料が回覧されることがありネット参加では味わえない会場ならでは体験が出来たことは参加者の皆さんも満足されたことでしょう。
満員御礼な盛況ぶりにホッとしました。
後半少々駆け足でしたので「次回」は時間確保を行いたいと思っています。
そうなんです。2回目やります。時期については調整中です。
第九回大サトー学会は3月26日。二ヶ月連続でのイベント開催となると結構忙しいです。
今回のテーマは「地球連邦の興亡」。佐藤さんが大学時代から温められていた作品です(原型は大学時代のサークル誌に掲載された短編(84年冬)アドテクノス時代にも地球連邦の名を冠した作品を作りたがっていたことはデザイナーズノートでも確認が出来ます。知名度を高めることになった仮想戦記ブームに乗った作品よりも、佐藤さんが目指していた作品かもしれません。
佐藤さんの作品は第二次大戦物は人気ですが、そこから離れるとあまり人が集まらない印象がありまして不安を感じていました。
考察の発表は2件。本音としては3件は欲しいところです。やはり厳しいですね。
作品登場メカをスクラッチ制作したプラモデル展示がその分を補ってくれました。
作中登場の北崎製のパワードスーツ
こちらは地球連邦艦隊所属の巡洋艦サザーランド
こちらは地球連邦軍陸戦隊採用のコンカラー戦車
フルスクラッチになる様な力作の展示に会場が湧いておりました。こうした形のある作品の参加はありがたいことです。次回のパシフィック・ストームでも模型展示者の募集を行いますのでぜひご参加頂きたいところです。
今回の特別講演には仮想戦記・SFとご活躍中の林譲治先生を招聘致しました。
佐藤さんと同じ様なジャンルでの活動しながら佐藤さんをどうみていたのか?
創作者向けの作品創りについてのアドバイスいかがでしたでしょうか。
第九回大会は会場・ネット合わせて50名のご参加を頂くことが出来ました。
久しぶりに質疑応答を復活となりましたが、発表者以外の音声を上手くZOOMに拾う事が出来ておらず次回以降の課題となっています。プロの音響要員などを抱えていないボランティアの運営の弱点です。
次回向けに質問者の音声を拾う為に現場のNotePC用の外付けマイクを導入予定です。